「読みたい本はあるけれど、障がいのため図書館まで出かけるのが難しい」。移動や介助の負担が気になり、読書をあきらめていませんか。
京都市図書館には、来館が困難な障がいのある方に資料を自宅まで届ける「在宅貸出」があります。読書の秋に、暮らしの中で本を楽しむ方法を紹介します。
中央図書館が行う、無料の配送サービス
京都市中央図書館は、対象となる方の自宅まで資料を配送するサービスを実施しています。中央図書館の公式案内では、来館が困難な障がいのある方への無料配送サービスとして紹介されています。
一般の利用者全員に郵送する仕組みではなく、利用には条件があります。ご本人に合うサービスかどうかを、最初に確認しましょう。
利用できるのは、次の条件をすべて満たす方
京都市図書館の在宅貸出案内では、京都市内に住み、次の3点をすべて満たす方が対象です。
- 身体障害者手帳の交付を受け、障害程度等級が1級から4級までであること
- 障がいのため、図書館への来館が困難であること
- 本人または補助する人が、配送業者と直接資料を受け渡しできること
「年齢だけで利用できる」「手帳があれば来館できても利用できる」というものではありません。判断に迷うときは、状況を図書館に伝えて確認してください。
申込みは、お近くの京都市図書館でも
在宅貸出は中央図書館が実施していますが、申込みはお近くの京都市図書館でも受け付けています。
来館そのものが難しい方は、まず電話などで「在宅貸出について相談したい」と伝えてみてください。登録に必要な書類、借りられる資料の種類や冊数、貸出期間、配送・返却の手順は、利用前に確認しておくと安心です。
相談するときのメモ
ご家族などと、次のようなことを整理しておくと、質問しやすくなります。これは相談のためのメモで、正式な申請書類ではありません。
- 来館するとき、どんな移動や介助が難しいか
- 自宅で資料を受け取るのは本人か、補助する人か
- 読みたい分野や作家、大きな文字などの希望があるか
最初からすべて決める必要はありません。「こんな本を読んでみたい」という気持ちも、一緒に伝えてみましょう。
活字を読むことが難しい場合にも、相談を
市図書館では、視覚などの障がいで活字図書の利用が困難な方のために、ボランティアによる対面朗読も行っています。中央図書館では、Zoomを使ったオンラインの対面朗読も案内されています。事前申込みが必要で、在宅貸出とは利用方法が異なります。
「外へ出ること」と「文字を読むこと」のどちらが難しいのか、両方なのか。困りごとを伝えると、自分に合う読書の方法を探しやすくなります。
本と出会う方法は、一つではありません
読みたい本を選ぶ時間も、読んだ感想を家族と話す時間も、暮らしの楽しみの一つです。外出に負担があっても、本を身近にする方法があるかもしれません。まずは京都市図書館の公式案内を確認してみませんか。
※2026年11月2日に確認した公式情報に基づきます。利用条件や手続きの詳細は図書館へご確認ください。アイキャッチはサービスのイメージです。
出典・相談先

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