「ごみ袋を持って集積場所まで歩くのがつらい」「離れて暮らす親のごみ出しが心配」。毎週のことだからこそ、小さな負担が積み重なることもあります。
京都市には、ごみ出しが困難な高齢の方や障がいのある方などを支える「まごころ収集」があります。今回は、通常の制度と、現在一部地域で行われている社会実験の違いを紹介します。
玄関先まで収集に来る、生活の支援
まごころ収集は、ご自宅の玄関先までごみを回収する福祉サービスです。通常の制度では、燃やすごみ、缶・びん・ペットボトル、プラスチック類、小型金属類・スプレー缶、雑がみを、原則週1回まとめて収集します。
屋内には立ち入らないため、室内からの運び出しを頼む制度とは異なります。集合住宅でも利用は可能ですが、排出場所などは相談時に確認してください。
通常制度には、世帯やサービス利用の条件があります
市の案内では、京都市内に住み、本人・親族・近隣の方が決められた場所へごみを持ち出すことが困難な世帯で、介護保険サービスまたは障害福祉サービスに加え、ホームヘルプサービスを利用していることなどが条件です。65歳以上の方や障がいのある方、または同様の方だけで暮らす世帯という要件もあります。
年齢だけで利用が決まるものではありません。「家族がいるから相談できない」と自己判断せず、困っている状況と世帯の事情を担当窓口に伝えてください。
まずはケアマネジャーやホームヘルパーへ
市は申請書の提出にあたり、担当のケアマネジャーやホームヘルパーへの相談を案内しています。問い合わせや申請書の受付は、各まち美化事務所、区役所・支所のエコまちステーションでも行っています。
申請内容の確認などのため、可能であれば持参するよう案内されています。郵送も可能ですが、通常制度の申請はFAXでは受け付けていません。申請後は職員の訪問調査などを経て利用の可否が通知されます。
2026年度は、一部学区で要件を緩和する社会実験も
通常制度の条件に当てはまらないものの、支援が必要な方に向けた社会実験が、選定された学区で実施されています。ホームヘルプサービスに限らず、介護保険サービスや障害福祉サービスの利用へ条件を広げていますが、その他の世帯要件などは残ります。
2026年8月27日更新の案内では、申請期限は2026年12月28日まで延長されています。対象地域以外の方は申請できません。学区と自分の利用条件を、必ず公式ページや窓口で確認してください。
通常制度に該当する方や既に利用している方は、社会実験への申込み対象ではありません。追加品目の扱いも異なるため、「市内のすべての利用者が同じ条件になった」という意味ではありません。
相談の前に整理すると役立つこと
- どのごみを、どこまで運ぶことが難しいか
- 階段、坂道、距離などの負担があるか
- 利用している介護・障がい福祉サービスは何か
- 通常制度と社会実験のどちらについて相談したいか
全部を調べてから連絡する必要はありません。「ごみ出しがつらくなった」と伝えることが、生活を見直すきっかけになります。
利用が始まってからも、分別と連絡を大切に
利用しても分別や指定袋などのルールは必要です。また、ごみが出ていない場合には、登録された連絡先への電話などで安否確認を行う仕組みがあります。入院などで長く不在になるときは、担当者と連絡方法や必要な届出を確認しておきましょう。
ふらっと京都では、毎日の暮らしにある困りごとを、支援につなげる情報を紹介していきます。
※2026年11月2日に確認した京都市公式情報に基づきます。利用可否は個別に確認してください。アイキャッチはイメージです。実際のごみは、品目ごとの指定袋・分別方法で出してください。
出典・相談先
- 京都市「まごころ収集」(制度資料・申請書・窓口案内)
- 京都市「社会実験について」(対象学区・条件・申請方法)
制度・社会実験について:京都市まち美化推進課 電話 075-222-3952。申請・収集については、お住まいの地域のまち美化事務所またはエコまちステーションへ。

コメント